今回は「仕事ができない人の口癖10選。言ってはいけない理由と明日から出来る改善策」と題して、
仕事が出来ない人に共通する、よく言う「口癖」をまとめました。
こんなこと言っている奴は、ダメだ!じゃなくて、どうしてそんな言葉を発してしまう「マインド(思考)」なのか?その裏にある心理なども含めて解説します。
「人のふり見て我がふり直せ。」日本には昔からこのような「ことわざ」が有ります。
あなたも、ついつい言っていないか確認してみましょう。
そして、もしあなたが言ってしまっていて「ヤベっ!」て思っても、明日から直ぐ出来る改善方法まで紹介します。
仕事ができない人がよく言う10個の口癖
まずは、仕事ができない人の口癖として「よく言っている」なぁと感じる言葉10個を紹介します。
併せて、その言葉を発していると「どうして仕事が出来ないヤツ」と思われてしまうのか、またその言葉の裏側にある心理などについても解説します。
①ダントツNo.1で言ってはいけないこと「じゃあ、私もそれで」
「じゃあ、私もそれで」。
なぜ、この言葉が栄えあるワースト1なのか?
それは、この言葉を使う人は、自分の主体性が無いから。
もし、「じゃあ、私『も』それで」。ではなく、「じゃあ、私『は』これで」と言うならば、あなた自身で主体性をもって決断しているので、非常に評価出来ます。
人生は日々、朝食は何食べる、服は何を着て行こうなどの小さな物事から、結婚や転職・起業するなど大きな物事まで「決断の連続」です。
人の考え、人が決めたことに、あなたは流されるのか?
それとも、自分の人生あなた自身で物事決めていくのか?
他人に従うのか、自分で舵を握るのか?
この二つには、それぐらい非常に大きな差があります。
画像引用YouTube:【秒でバレる】仕事ができない人に共通する口癖【解決のヒントあり】
②仕事が忙しい!時間が無い!から出来ない
仕事が出来ない人に限って、よく言うお決まりのセリフ。
「仕事が忙しい!時間が無い!から出来ません。」
仕事ができる人には、より多くの仕事が集まってくるとはよく言われるので、
本当にキャパオーバーで、他の物事やる余裕がない場合もありますが、それでも出来る人は時間をやりくりしてまで対応してくれようと努力します。
ここでは、「ごちゃごちゃ言い訳せずにヤレ!」という精神論を言いたいわけではありません。
私も以前にこんな事がありました。
仕事(プロジェクト)に掛かる工数を「客観的な数値」でどう計算しても、今のままでは絶対的にマンパワーが足りていない。本当に仕事が忙し過ぎて、手が回らない状態になってしまう。
このように本当に物理的に「人が足りない」のであれば、増員する必要があるのは明白です。
だから、私はプロジェクトメンバーを増やしてくれないか、他のチームからサポートを得られないだろうかと、上司に掛け合ったことがありました。
結果はなんとか、プロジェクトも停滞することなく流れ出し、事なきを得ましたが、
この時、調整・交渉していなかったらどうなっていたことか?ゾッとします。
注意ポイント
必要な時には、「客観的」な事実やデータと共にハッキリと主張することも大切です。
また、もし本当に大事なコト、興味があることなら、優先順を変えてでもやりたいはず、取り組まなければいけないはずです。
「忙しい!時間が無い」を理由にする人は、何をやっても出来ません。
だって、
注意ポイント
自分でこれ以上時間を捻出することが出来ないという「セルフ・マネージメント能力の無さ」を自分でアピールしていることと同じ意味になってしまうからです。
じゃあ、いつなら大丈夫なのか、優先順をどう変えたら可能なのかなど、問題解決の提案が1つもありません。必要に応じて、時間や人を増やす方法を考えなければなりません。
人には、1日24時間だれにも平等に与えられています。時間は工面して捻出するものです。
状況によっては、切り捨てなければならない「無駄な仕事や作業・手続き」などもあるはず。
あなたは、わざわざ無駄に仕事を増やしていませんか?
その仕事、本当にする必要があるのか、改善できないか考えたことありますか?
同様に、お金が無いことを理由にやらない人がいますが、これもお金が掛からなくても(少なくても)実現できるアイデアがないのか、お金の調達方法がないのかを考えないという点で『思考停止状態』です。
画像引用YouTube:忙しいとか、時間がないとか、完全に言い訳です【暇は、永遠に来ない】
③私は言われていません。私は知りません。
「私は言われていません。私は知りません。」
確かにそうかもしれません。
でも、あなたは指示されたことしかやらないロボットですか?
それとも自分の頭で考えて行動できる人ですか?
これをトヨタ生産方式の元となった仕組みを考え出した豊田佐吉は「自働化(ジドウカ)」と言いました。
「ジドウカ」は、一般的には「自『動』化」と書きますが、トヨタ生産方式では「自『働』化」として「人が考えて(または仕組みによって)主体的に動く(働くという字が「にんべん」に「動く」だから)」ということを言っています。
「能動的(自働化):Active」vs「受動的(自動化):passive」と言い換えることができるでしょう。
上司の指示や他人の考えは「絶対」間違いない完璧なものですか?
ポイント
他人に一から十までいちいち言われなくても、ある程度は自分で考えて行動しようということです。
そのような言動を続けていると、指示待ち人間と思われたり、仕事を安心して任せることが出来ない人だと思われてしまいます。
画像引用YouTube:トヨタ生産方式の基本思想と2本柱【アニメで学ぶトヨタ生産方式(入門編)】
④「でも」「だって」「どうせ」
新しい企画や画期的な商品開発など、新しい物事にチャレンジする時に、何かにつけて「でも」「だって」「どうせ」何々だからと、
出来る方法を考えるのではなく、
最初から、物事やらない、変えたくないための理由ばかり言う人がいます。
これらの言葉はすべて、物事を否定するか言い訳する時に使う言葉ですよね。
ポイント
まずは相手の意見を聞き、その上で出来ない理由を言うのではなく、「出来るにはどうしたらいいのか?」を考えましょう。
このような保守的な人からは、新たな物事(新しいブームやヒット商品)は生まれません。
また、
注意ポイント
何か失敗した時には、いい訳から始めるのではなく、まず謝りましょう。
相手は、あなたの言い訳が聞きたいわけではありません。
特に、顧客や取引先とかだったら、なおさら良くは思われません。
画像引用YouTube:【漫画】あなたが今すぐ行動できない理由【マンガ動画】
⑤後でやります
仕事が出来ない人のこれもテッパンの言葉。
何かをお願いしたら、さも忙しいようなオーラを醸し出し、冷たく「後でやります。」
例えば、部下であるあなたが上司に仕事を頼まれたとき、上司はあなたに何を期待しているでしょうか?
上司としては、『いつまでに』やってもらえるのか?仕事が終わるのか?それしかありません。
上司以外でも、人に物事頼まれたときの返事は、即答で「後でやります。」ではなく、
「いつまでに終わればいいですか?」や
「至急ですか?」と
相手の要望を聞くためのキャッチボールをすることです。
相手の希望する「納期」に合わせて、もし必要ならば今やっている仕事の優先順を組み替えなければなりません。
また、簡単なメールの返事でも些細な掃除でも、後回しにする傾向がある人は、自分に対しても「後でやります。」と言ってやらない言い訳をしています。
特に簡単なタスク程、すぐに処理しなければどんどん溜まっていってしまいます。
すぐにやりましょう。
これは「決断力」とも関わってくる重要なマインドです。
もし、社長に向かってこんなこと言ったら、真っ先にダメな奴と思われるでしょう。
それほどまでに、個人事業主や社長は、「即断即決、即行動」が体に染みついています。
画像引用YouTube:【林 修】人はできない言い訳とやらない理由を見つける天才 ‖ 仕事のできる机とは?
⑥やったことないので出来ません。分かりません。
「やったことないので、出来ません。分かりません。」
これも仕事をしていれば当然出てくることです。
何から何まで全部できるのであれば、それは「匠の域」に達している極一部の人ぐらいでしょう。
むしろこの「匠の域」に達している人でさえも、人生日々研鑽あるのみと謙虚に捉えているかもしれないです。
もし、自分の実力では「到底無理」であるならば、相手に正直に話して適任ではないことを伝える必要があるので、この言葉が出ても場合によっては仕方ないでしょう。
しかし、相手があなたに期待しているのだとしたら。あなたの実力や地位を向上させてあげたいと考えているのだとしたらどうでしょうか?
たまに、人事で、
・若手なのに重要なポジションに「異例の大抜擢」。
・全くの畑違いの分野の新規プロジェクト長に任命
とか、世の中見ていると、こういうことありますよね。
ある意味それは、
ポイント
あなたにとって、今より成長するために乗り越えなければならない『壁』なんです。
赤ちゃんは、「やったことないので、出来ません。分かりません。」とは言いません。
赤ちゃんだったあなたも、失敗を恐れず、どんどん色々なことにチャレンジしてここまで成長してきているはずです。
大人だからと言って、失敗を恐れずに、新しいことにどんどんチャレンジしていきましょう。
画像引用YouTube:頂点を極める考え方「成長とは何か」
⑦こんなに頑張っているのに。頑張っています。
努力は確かに大事です。
だから、「わたしはこんなに頑張っています!」と執拗にアピールして来る奴いませんか?
でも、頑張るのはそもそも当たり前だろうという話。
仕事ができるヤツは、いちいち頑張っているアピールはしません。
結果が、仕事をしているかの「客観的証明」になるからです。
ポイント
頑張っても成果(結果)が出なければ、それは仕事しているとは言えません。
特に、会社員ならば「頑張っています」でお給料がもらえるかもしれませんが、
自営業者は、いくら頑張っても「成果が上がらなければ」、お給料どころか収入がゼロになる可能性だってあるのです。
あなたが「頑張った結果」を見せて下さい。
なお、目立たない裏方の仕事(間接部門など)の場合は、直接的には結果や成果が見えずらいかもしれません。
それでも、どこどこに対する貢献度とか、評判とかを積み重ねていけば、それもまた結果として「見える化」出来るんです。
評価の「指標が無い」ことの方がよっぽど問題です。
仕事でキッチリ結果を残すためには、「エッセンシャル思考」という方法を実践しましょう。
画像引用YouTube:【12分で解説】エッセンシャル思考1/4|8割捨てろ
⑧こんなの嫌だ。やってらんないよ。
仕事や会社に文句言っている奴。
「こんな仕事や会社嫌だ。やってらんないよ。」
確かに「ふざけるな!」という意味で、たまに言うことは有るかもしれませんが、
常日頃からこの言葉口にしている人。
だったら仕事や会社辞めればいいじゃん。と思います。
そういうこと言っている人に限って、なぜか不思議なことに辞めないんですよね。
人生の1/3(1日8時間)を会社で仕事に費やしているとしたら、
楽しめない仕事を毎日している、あなたの人生の方がよっぽどもったいないです。
そんな「やる気ないマインド」で仕事をしているから、当然仕事は出来ないし、周りにも負のオーラをまき散らしています。
そういう人って、物事、他人のせいにしている節有りませんか?
また一方では、人の嫌がること程、他人は評価してくれるし、そこに相手の感謝も生まれます。
例えば、同じトイレ掃除するでも、汚いから嫌だなと思って掃除するのと、汚いのがキレイになって気持ち良いなと思ってやるのでは、全然違います。
嫌な事こそ、きつい時ほど、ポジティブに捉えましょう。
筋トレと一緒です。
⑨どうすればいいですか?
仕事のイロハが全く分かっていない新人君や新入社員に多い発言。「どうすればいいですか?」
右も左も分からなければ、聞いた方が早いという気持ちは分かりますが、
人に聞く前に、まず周りをよく見て・状況を判断して、自分で考えて、
「こうしようと思いますがどうでしょうか?」とか、何か提案して下さい。
安に「どうすればいいですか?」と他人に聞くのは、自分がラクするために「丸投げ」していると捉えられても仕方ありません。
ネット上でも、「分からないこと、すぐ他人に聞いてくる奴」いますよね。
人に聞く前にまず自分で調べろよって話です。
⑩すみません。ごめんなさい。
仕事で失敗した時に、「すみません。ごめんなさい。」と素直に謝ることは大事ですが、
とにかく謝れば、問題解決すると思っている人が中にはいます。
誠心誠意謝るということは、誠意を見せる意味では大切ですが、
謝っても、問題はちっとも解決しません。
キチンと「すみません。ごめんなさい。」と謝ったうえで、
「じゃあ、どうするの?具体的にどうやって問題解決するの?」
このことが提示できなければ、信頼を回復することは出来ません。
「反省だけならサルでもできる」とは昔、よく言われたものですね。
社会人に最も求められるのは、「問題解決能力」と言っても過言ではありません。
画像引用YouTube:1993年頃のCM 反省だけならサルでもできる
まとめ。仕事が出来ない人の口癖に共通する点と、明日から出来る改善方法
ここまで見てきて分かる通り、
ポイント
仕事が出来ない人の口癖はほとんどが「ネガティブな思考」に基づくものです。
つい言ってしまう言葉を変える前に、その根底にあるネガティブな思考を「ポジティブ思考」に変えましょう。
仕事でもなんでも、日々の積み重ねが未来のあなたを作ります。
また、仕事が出来ない人は、自分軸でしか物事を考えていないという特徴もあります。
ポイント
自分のことを客観視し、更には相手側の立場に立ってモノが見れるようになると、周りの評価は劇的に変わってきます。
そのために明日からすぐ出来ること。
①独りよがりは止めましょう。少なくとも会社員ならチームで仕事している訳ですから。
②相手が何を求めているのか理解する努力をしましょう。
③本当に自分が正しいのなら、間違っている上司に対してもしっかりと主張する。
これらに気を付けていけば、徐々にですがあなたのことも理解され、また信頼や信用も貯まっていきます。
あなたの仕事の仕方で、信頼や信用が付いてくれば、あなたの多少の無理も相手が聞き入れてくれたり、いざという時に助けてくれるようになります。
仕事ができる人は、自分一人の力には限界がある事を知っている人です。
他の人の協力をいかに得られるか、いかに人を動かすかが分かっている人、そういう人が人の上に立つことが出来る人です。
それでは、また次回。
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