皆さん、順位チェックツール「Rank Tracker(ランクトラッカー)」って知っていますか?
順位チェックツールには国産のGRCもありますが、今回は海外の高機能順位チェックツールである「Rank Tracker」の使い方について解説します。
「Rank Tracker(ランクトラッカー)」は海外製ですが、大部分が日本語化されているので、使い方で英語が分からず困るということはほとんどありません。
ツールの【導入編】、中級者向けのちょっと高度な使い方は、また別の機会にお伝えします。
今回は、「Rank Tracker 使い方【初期設定編】超初心者向けに解説。Uber Suggestからのデータ取込み方も有り」と題して、
【初期設定編】ということで、サイトの登録、スケジューラーの設定、実際のランキングチェックなど、とりあえず使ってみるところまでを「超初心者」でも出来るように、画像を多用し丁寧に解説しています。
また、キーワード調査ツール「Uber Suggest」からのデータ取込み方法も紹介しています。
是非参考にしてみて下さい。
- 検索順位チェックツール「Rank Tracker」を使う目的は?PDCAを回すこと。
- 検索順位チェックツール「Rank Tracker」の使い方【初期設定方法】やること①:プロジェクト(サイト)を新規に追加する
- 検索順位チェックツール「Rank Tracker」の使い方【初期設定方法】やること①-1:もし間違ってプロジェクト(サイト)を登録してしまったら。不要なプロジェクト(サイト)を削除する方法
- 検索順位チェックツール「Rank Tracker」の使い方【初期設定方法】やること②:Rank Trackerのランキング確認モードを設定する
- 検索順位チェックツール「Rank Tracker」の使い方【初期設定方法】やること③:Rank Trackerのスケジューラーを設定する
- 検索順位チェックツール「Rank Tracker」の使い方【初期設定方法】やること④:Rank Trackerにキーワードを追加する
- 検索順位チェックツール「Rank Tracker」の使い方【初期設定方法】やること⑤:Rank Trackerの管理画面で確認できる項目数を変更する
- 最後に。まとめ
検索順位チェックツール「Rank Tracker」を使う目的は?PDCAを回すこと。

順位チェックツール「Rank Tracker」の具体的な使い方を解説する前に、
そもそも、順位チェックをする意味と、『PDCAを回す』ということについて話をしておきましょう。
まずこちらから質問しますが、あなたは、なぜ順位チェックツールを使おうと思ったのですか?
もちろん、「Google検索で上位表示を獲得するためじゃないか。」、分かり切ったことを聞くんじゃないよ(怒)とおしかりを受けそうですが、
じゃあ、順位チェックさえしてれば、Google検索で上位表示が取れるのでしょうか?それは違いますよね。
全ては、順位チェックをして、『現状把握』することから始まります。
記事を書いたら、順位チェックツールで現状の順位を把握
⇒順位をさらに上げるためにどうしたらいいのか、改善案を考える。(P:Plan、計画する)
⇒改善案をもとに、記事の修正・追記をする。(D:Do、行動する)
⇒1週間~1か月ほど経過観察してから、実施した改善策により、順位が上昇したか、逆に下がったか確認する(C:Check、結果の確認)
⇒結果を分析して、次の行動を起こす(A:Analyze&Act、分析して次の行動を起こす)
⇒次の改善案を考える。
とつまり、目標を達成するまで、改善策のループを『出来るだけ早く・回数多く』グルグル回すことが大事なんです。
このことは、一般的にも製造現場の改善やトヨタ流「カイゼン」などでもよく言われていることです。
今回の記事で、順位チェックツール「Rank Tracker」の正しい使い方を覚えて、あなたのサイトの順位改善に大いに役立てて下さい。
検索順位チェックツール「Rank Tracker」の使い方【初期設定方法】やること①:プロジェクト(サイト)を新規に追加する

まず最初にやる事は、あなたが新たに作ったサイトのアドレスを登録することです。
プルダウンメニューの「ファイル」

⇒「新規プロジェクト」を開く。

すると、次のような画面が出るので、あなたがこれからキーワードをチェックしたい、サイトのURLを入れましょう。
通常だったら、立ち上げたサイトですね。

入力したら、完了ボタン押してください。

さりげなく、今回は「例として」、ブログ界の超有名人「マナブさん」のサイトのURLを入れてみました。
あれ?それって自分のサイトじゃないけど問題ないの?
なぜかって、Googleでの登録のように「サイト所有権」の確認は無いので、
あなたのサイト以外でも、URLが分かるサイトなら、何でも登録できます。
但し、競合サイトや気になるサイトなどは「競合他社の研究」という別項目で追跡できるので、ここにあえて入力する意味はありません。
皆さんは、キーワードを追跡したい「自分のサイト」をキチンと入力してください。

このように、意図的にしろ、仮に入力を間違って登録しても、不要なプロジェクトはあとで削除できるので、心配ありません。
完了ボタンを押したら、その後、20~30秒程、動作しているので、画面が切り替わるまで待ちましょう。
画面が切り替わると、下の画像のように、プロジェクトのところに、先ほど登録した「サイト名」が表示され、
キーワードの部分に、サイトのトップページに当たる部分が自動で登録されるのはもちろん(本当はいらないんですが...)、
そのURLが獲得していると思われるキーワードを自動で拾ってきて追加してくれます。

もし、左下のステータスバーが途中の場合は、処理中ですので、ひとまず終わるまで待ってください。

左下のステータスバーが「実行中のタスクはありま」(文字が途中で見切れていますが...)と表示されていれば、初期のサイト登録は完了です。
検索順位チェックツール「Rank Tracker」の使い方【初期設定方法】やること①-1:もし間違ってプロジェクト(サイト)を登録してしまったら。不要なプロジェクト(サイト)を削除する方法

先ほどの例のように、自分のサイトではないアドレスを間違って入力し、登録してしまった場合には、プロジェクトを削除することが出来ます。
また、今まで運用してきたサイトの運営から撤退や閉鎖するので、追跡が必要無くなるプロジェクト(サイト)を削除する場合なんかにも使えます。
知っておいて損ではないでしょう。
注意ポイント
但し、削除するときは、必要な追跡中のプロジェクト(サイト)を消さない様にだけ注意して下さい。
なぜかメニューバーをいくら探しても、簡単に削除できる機能が無かったので、ちょっと工夫が必要です。
状況によって、適切な方法が異なるので、それぞれのやり方を紹介します。
①Rank Trackerを終了するときにプロジェクトを保存しない方法
ファイルから、一番下「プログラムを終了」を選択。

すると、プロジェクトを保存するか確認画面が出るので、

このときに、不要なプロジェクト今回の例では「manablog」のチェックを外して、OKボタンを押せば、

追加した内容が保存されないので、プロジェクトを追加したこと自体が無かったことにされます。
注意ポイント
但し、これが使えるのは、新たにプロジェクトを追加してから、あなたが保存するなどのボタンを押さなかった場合だけ。
既にどこかの時点で、保存してしまっていると、プロジェクト自体は残ってしまいます。
プロジェクトがすでに保存されてしまったか確認するには、ファイル⇒「プロジェクトを保存」を選択した時に、

すでに、新規に追加したプロジェクト「Rank Tracker project(.stk形式)」のファイル、

今回の例では「manablog.org」という名前で「.stk」形式のファイルがまだ出来ていなければ、新規プロジェクトは保存されていないことになります。
すでに保存されているのか目安にして下さい。
もうすでに保存されてしまっている場合には、次の方法です。
②「.stk」形式のファイルを直接削除する方法
先ほどの保存の時の画面を見てピンと来た方がいるかもしれませんが、
つまり、不要なプロジェクト、
今回の例では「manablog.org」という名前の「.stk」形式のファイル「Rank Tracker project」ファイルを探して、ファイル自体を直接削除してしまえばいいのです。

一般的には、パソコン内を「ファイル名」などで検索かけると、目的のファイルが表示されるので、そのファイルを削除するだけです。
ファイル名の上にマウスなりカーソルを持って行き、右クリックでメニューを表示させて削除「DELETE」してください。
注意ポイント
この方法でファイルを削除する場合には、システムエラーの原因となることを防止する観点からも、必ず一旦順位チェックツール「Rank Tracker」は閉じてから、そのあとでファイルの削除を実施して下さい。
ファイルを削除した後に、順位チェックツール「Rank Tracker」を再度開いて、
登録プロジェクト欄のところに、先ほど削除した「不要なプロジェクト名」が表示されなければ削除が完了しています。

削除に関しては以上で説明は終わりです。
検索順位チェックツール「Rank Tracker」の使い方【初期設定方法】やること②:Rank Trackerのランキング確認モードを設定する

プルダウンメニューの「環境設定」

⇒ランク確認モードを開く。

すると別画面が開き、ランキング確認モードとあるので、「確認する結果の最大数」を変更します。

「確認する結果の最大数」とは=つまり順位は何位まで表示させますかという意味です。
「50」なら50位まで、「100」なら100位まで表示されます。
あなたの好きに設定して問題ありませんが、デフォルトでは「50」なので、100位まで表示させたいなら「100」に変えましょう。
ポイント
正直、書いた記事が最低でも30位以内に入らないと、ビッグキーワードでもない限りほとんどの場合アクセスが来ないので、50位までの表示でも問題ありません。
とはいえ、現状確認するのが目的なので、50位以内か100位以内かでは「取る対策」が違ってくるため、立ち上げ直後のサイトや初心者の場合、そして狙ったキーワードで上位表示させる方法が良く分かってないうちは「100」で良いでしょう。
「100」と入力したら、忘れずに一番下の「OKボタン」を押して保存して下さい。
「OKボタン」を押さないと、変更内容が保存されないので注意して下さい。

例えば、「100」と設定した時に、順位チェックを掛けて、キーワードが100位以内に入っていない場合は、下の例のように「トップ圏外100」と表示されます。

検索順位チェックツール「Rank Tracker」の使い方【初期設定方法】やること③:Rank Trackerのスケジューラーを設定する

プルダウンメニューの「環境設定」から、

なぜか英語表記のままの「Scheduler and Alerts」をクリック。
すると別画面が開き、設定画面になるので、「追加する」ボタンを押す。

さらに、別画面が重なるように出て、何のタスクを追加するか聞いてくるので、
デフォルトで「検索エンジンのランキングを確認」が選択されていることを確認して、

画面下部の「次へ」のボタンをクリック。
次に、スケジュール化したいプロジェクトを選択。

画面下部、「次へ」をクリック。
するとようやく、日時を設定できる画面になったので、
まず「毎日」なのか「毎週」なのか、「毎月」なのか、「一度きり」なのか選びます。

毎日朝10時に作動させたいなら、以下画像のように、

毎週月曜日の朝8時に作動させたいなら、

【隔週】日曜日の19時に作動させたいなら、ちょっとコツがあり、

「定期的に実行」の部分で毎週を選んで、開始時間の下の毎週に数字がデフォルトで「1」となっているところを「2」にすると、
2週毎=隔週となります。同様に3週毎は「3」、4週毎なら「4」を選びます。
数字の部分は、ダイアルを回して調整しなくても、直接数字を入力することも可能です。
あなたが実施したい、スケジュールに日時が設定出来たら、

私の場合は、タスク(=順位チェック)が完了したら、データを自動保存してもらいたいので、「プロジェクトを自動保存する」にチェックを入れ(デフォルトはチェック無し)、「次へ」をクリック。
すると、以前のバージョンでは付いていなかったアラート機能が追加されているので、
順位チェックして「重大な変動が発生」した場合には、メールで通知してくれる設定をすることも可能です。なぜか?ココの部分も全部英語表記。

簡単に解説すると、「Gain」は得る=上昇、「Lose」は失う=下降、「Enter Top」は1位に躍り出た時、「Drop out of Top」は1位から脱落した時、
に該当します。
入力する数値は、キーワード数のうち、いくつがその状態になったときかを指定します。
つまり、
例①:チェックしているキーワード数のうち、少なくとも10個が順位上昇した時にメールが欲しければ、「Gain at least」に「10」を入力。
例②:チェックしているキーワード数のうち、少なくとも30個が順位下降した時にメールが欲しければ、「Lose at least」に「30」と入力。
例③:チェックしているキーワード数のうち、少なくとも2個が1位に躍り出た時にメールが欲しければ、「Enter Top」に「2」と入力。
例④:チェックしているキーワード数のうち、少なくとも5個が1位から脱落した時にメールが欲しければ、「Drop out of Top」に「5」と入力。
という風に入力します。
同様に差を%で設定することも可能です。
特にアラートメールの設定が不要なら、
以下の通り、

全てにチェックが無いことを確認して「次へ」をクリック。
ようやく最後です。
何のタスクなのか、あなた自身が分かるような名前を決めて、

画面下部の「完了」ボタンをクリックすれば設定は終了です。
タスクが設定されると、画面右下にも「タスクが追加」されたことが表示されます。

すると、
最初には存在しなかったタスクが追加されているのが確認できます。

もし、設定したタスクの動作を「オフにしたい」場合は、右端のスイッチタブを変更すれば、オフになります。

また、一度設定したタスクの時間や動作を再度変更したい場合は、
タスク上で、マウスを右クリック。すると、「スケジュール済タスクの編集」があるのでそれをクリック。

左側に、タスク名ほか、先ほど設定した順にメニューが並んでいるので、必要な箇所をクリックすれば、それぞれ編集できます。

スケジュール設定に関しては以上です。
検索順位チェックツール「Rank Tracker」の使い方【初期設定方法】やること④:Rank Trackerにキーワードを追加する

さてここからが本番。
いよいよ、ランキングチェックする「キーワード」の登録を行っていきます。
まず、初期画面の状態で、
キーワードを追加する「プロジェクト」が間違っていないか確認。複数サイトを登録している場合は、切り替えて下さい。
そしていくつかアイコンが並んでいる個所の「⊕」ボタンをクリック。

キーワードを入力する方法その1:手入力
すると、別画面が現れ、キーワードの入力が可能になります。

ここに、登録して順位を追跡したい「キーワード」を追加していきます。
画面にも書かれている通り、
注意ポイント
『1行に1キーワード』なので、複数のキーワードを追加する場合は、都度改行して下さい。改行しないで続けてしまうと、複合キーワードと認識されてしまいます。
例:3語の複合キーワードを調査したいなら、「グーグル サーチコンソール 使い方」を1行に記入。
次のキーワード「グーグル サーチコンソール ログイン」は、改行したあとの2行目に記入するといった具合で追加していきます。
実例は、以下のような感じになります。

下の方に、「タグを追加」の欄があるので、キーワード毎に分類したい場合は、あなたが分かりやすい名称を付けて、上手に活用して下さい。
別に必要性がなければ、入力しなくても問題無いです。
キーワードを入力する方法その2:Rank TrackerとGoogle Analytics&Search Consoleを連携する方法
Google公式のツール「Google Search Console」では、サイトへの集客に繋がっているキーワードが表示される機能『検索パフォーマンス』が有ります。
「Rank Tracker」と「Google Search Console」を連携する事で、今現在実際に順位を獲得していて・かつ流入があるキーワードを登録、追跡することが出来るようになります。
「Google Search Console」では、特定の期間、1日、1週間、1ヶ月など、期間ごとのデータが確認でき、
上位のクエリ(キーワード)の、クリック数、CTR、掲載順位などのデータを確認することが出来ます。
但し、私の場合は、「Google Search Console」のこの機能は、実際のGoogle検索の順位結果と違ってることも多々ある為、あまり当てにならないと考えており、「Rank Tracker」と連携はさせていません。
また、私の場合は、そもそもキーワード選定ツール「Uber Suggest」を使って『狙うべきキーワードを抽出』。
その狙ったキーワードに向けて記事を書くスタイルを取っているので、Google Search Consoleで得られる情報は、もはや「事後報告みたい」なものなので、想定内です。
たまに、自分が想定もしていなかったキーワードで「棚ボタ」的に集客出来ている場合は、そのキーワードのみ都度追加しています。
ズーログというサイトに、「Rank Tracker」と「Google Search Console」の連携のやり方について解説が掲載されていたので、
「Google Search Console」と連携させたい方は、そちらの記事を参考に行ってみて下さい。
参考リンク:ズーログ「【無料】Rank TrackerがGRCよりオススメな5つの理由【使い方】」
記事中程の【Rank Trackerの使い方】という章-「STEP2 Google Analyticsとサーチコンソールの連携」に書かれています。
キーワードを入力する方法その3:キーワード選定ツール「Uber Suggest」のCSVファイルからインポート
方法その1の「手入力」でもなく、方法その2の「サーチコンソールとの連携」でもなく、
別の方法として、CSVファイルから読み込む方法があります。
CSVファイルから取り込むと言っても、事前に自分で用意しておいたCSVファイルを利用する方法もありますが、
ここでは1つの方法として、キーワード選定ツール「Uber Suggest」を使って調べたキーワードを取り込む方法を紹介しましょう。
3-1.キーワード選定ツール「Uber Suggest」で調べたいキーワードを検索する
まずは、キーワード選定ツール「Uber Suggest」で調べたいキーワードを検索します。
例として、先ほどすでに手入力で2つ入力済みの「グーグル サーチコンソール」に関するキーワードを検索してみましょう。

「グーグル サーチコンソール」というキーワードで検索した結果は次のようになりました。

「グーグル サーチコンソール」というキーワードに関連した複合キーワードがいくつも表示されました。
3-2.「Uber Suggest」で調べたキーワードを「CSVで出力」する
「CSVで出力」したいキーワードは、左のチェックボックスにチェックを入れて選択します。
全部選択したければ、一番上のボックスにだけクリックすれば、全部選択されます。

但し、全部選択しても、
検索需要(ボリューム)「0」のキーワードを、「Rank Tracker」に登録してもあまり意味は無いので、
今回は「グーグル サーチコンソール変更」以下の検索需要(ボリューム)「0」のキーワードは使わない為、選択から除外しました。
ちょっと面倒ですが、手作業で必要なモノにチェックを入れます。
チェックを入れたら、「CSVで出力」⇒「選択をエクスポート」をクリックします。

ファイルをどうするか聞かれるので、デフォルトの「プログラムで開く」では、後々インポートできなくなってしまうので、
「ファイルを保存する」を選択、

OKを押せばダウンロード完了。

ダウンロードしたファイルの「あなたの場合の保存場所(PCや外付けドライブなど)をキチンと確認しておきましょう。

そうしたら、キーワード選定ツール「Uber Suggest」は必要ないので、閉じてしまっても構いません。
もし、その後に「Uber Suggest」で他のキーワードも探して、別途追加するなら、閉じずにそのままでもいいでしょう。
3-3.「Rank Tracker」で「CSVファイル」をインポートする
ココから、「Rank Tracker」に戻ります。
ファイル⇒インポート⇒キーワードと選ぶと、

CSVファイルを聞かれるので、先ほどダウンロードした場所を開きます。
保存場所を探すには、右端のマークをクリックし、

先ほどダウンロードした、インポートしたいCSVファイルを探して、選択します。
ファイルは、検索したキーワードの名称がついたファイル名になっているので、探しやすいと思います。

すると、このような画面に、CSVファイル内にあるキーワード以外の情報、「検索ボリューム」とか「CPC」「有料難易度」とかが含まれた状態になっています。

こんなCSVファイルを「そのまま」読み込んで大丈夫なのか心配になりますが、ご心配いりません。この後で、使うデータの加工・選択が出来ます。
何も心配せずに、このままいじらず「次へ」をクリックします。
3-4.「Rank Tracker」でインポートするデータを取捨選択、各項目への割り当て作業実施
今度は、CSVファイルの中身の状態が表示される(=つまりこのようなデータが入っている)ので、

CSVファイルの「使うデータだけ」を選んで、「Rank Tracker」の各項目に割り当てる作業を行います。
一番上に「使用不可」と書かれていますが、そこをクリックすると、その列がRank Tracker上の「何の項目」に該当するのか=つまり「割り当てる」作業を行います。
各キーワードはもちろん「キーワード」の項目。

Uber Suggestでの「検索ボリューム」は、Rank Tracker上では「検索数」という項目に該当するので、
それぞれ割り振ります。

「CPC」とか「有料難易度」「SEO難易度」は基本不要です。不要なデータ項目(列)はデフォルトの「使用不可」のままにしておけば使われません。
場合によってはSEO難易度も割り振っても良いかもしれません。
つまり、
ポイント
ここで、インポートする「必要のある」データ、「要らない」データの選別が出来ます。
次に、インポートするデータの日付ですが、ここは特にそのままでいいでしょう。

「次へ」をクリック。
最後に、このような形でデータが取り込まれますが、いいですかというような確認画面が出ます。
先ほど「使用不可」にしておいたので、「CPC」とか「有料難易度」「SEO難易度」は表示されていませんよね。

そして、全部のキーワードを選択、読み込むか、最後にもう一度選べるので、不要なキーワードがもしあったら、この段階で選択肢のチェックを外しておきましょう。
仮に、不要なキーワードが登録されてしまったとしても、「Rank Tracker」の管理画面上からいつでも削除できるので、そんなに心配しなくて大丈夫です。
問題無ければ、「完了」ボタンをクリック。
3-5.「Rank Tracker」管理画面でインポート結果を確認する
すると、自動的に見慣れた管理画面に戻り、いつの間にか、先ほどインポートした「キーワード」とこの場合は「検索数」も、「Rank Tracker」のプロジェクトに追加されました。

これでCSVファイルからのインポートが完了しました。
キーワード数が100単位で多い時などは、CSVファイルからの取り込みを使わないと、手入力では日が暮れます。
非常に便利なので、是非この機能使ってみて下さい。
個人的には、各データを項目ごとに割り当てられるところが便利だと感じました。
但し、
注意ポイント
Uber Suggestなどで提案された「キーワード全部」をあなたの記事で狙うとも限りませんし、
また、全キーワードを追跡ターゲットにするわけでは無いので、
CSVファイルからのデータインポートをする前に、CSVデータの「事前加工」をして、登録すべきキーワードを厳選しておく作業をしておいた方が効率的でしょう。
使い方次第で、手入力より断然早いので、上手に活用してみて下さい。
記事何回か分(キーワード数50~100個程度)の検索キーワードを、一度ひとつのCSVファイルに集約して、そのファイルを今回紹介した方法で、取り込む方法がいいかもしれません。
基本的には、同じやり方で、Google Adwardsで取得したキーワードと検索数などのCSVデータも取り込めますが、
Google Adwardsの無料プラン(広告を出稿しない人)では、検索数は10-100、100-1000などと「幅がある表示」しかされず実用性が低いので、
私は使っていません。
キーワードを手入力した場合に必要な手順:検索エンジンの選択
キーワードを手入力した場合は、次に使用する検索エンジンを選択する画面が出ます。
もしかしたら、CSVファイルを読み込む場合も出るかもしれません。その時はこれと同じように進めて下さい。
画面の通り、デフォルトでは『USA(アメリカ)』の「Google」と「Yahoo」の検索エンジンを使う設定になっているので、
日本で検索するユーザーの動向から、キーワード順位を測定したい場合は、これを『日本』の「Google」と「Yahoo」の検索エンジンに変更する必要があります。
変更・追加するには、右にある「検索エンジンの管理」というボタンをクリックします。

つぎに、使用する検索エンジンを追加するための検索窓が現れるので、

そこに「JAPAN」と入力すると、日本の検索エンジンが表示されました。

追加したい検索エンジンは、名称の左にある「⊕」ボタンを押すと、左の欄に追加され、使用できる設定になります。必要な分だけ追加してください。

私個人的な利用法を紹介すると、
ポイント
Googleなんかに比べると絶対的な検索流入数は少なくなるのですが、
「Bing」は独自のアルゴリズムを採用していて、GoogleやYahooに比べると『順位登録が早い』場合が多々あるので、
キーワードのいち早い動向を掴む目的で、「Bing」を登録して使っています。
皆さんも登録するのをおすすめします。
さて、日本の検索エンジンが追加できましたが、まだUSA(アメリカ)の検索エンジンが残っているので削除してしまいましょう。
「Goggle(USA)」、「Yahoo(USA)」それぞれの上にマウスを持って行くと、右側に「×」印が現れます。この「×」印を押すと、

本当に削除していいか、確認メッセージが表示されるので、もちろん「はい」を押す。

すると、削除されたので、同様にYahoo(USA)も削除すれば、必要ないUSAの検索エンジンが消えました。
以下の画面のような状態になったら、基本的にはOKです。

補足事項として、「Google.co.jp」と「Google.co.jp(Mobile)」の違いですが、
ここ最近では、『圧倒的に』モバイル特に、スマホからの流入がサイト全体のアクセスの80%前後を占める(私の別サイトでの実績。多分世の中の他のサイトでも同じ傾向でしょう)までになってきているので、
もし、「Google.co.jp」と「Google.co.jp(Mobile)」の順位を比較してあまりにも乖離している場合は、
例えば、AMP(モバイルページの高速化)対策がなされておらず、モバイルページ評価が低いとか、スコアが低いということが考えられます。
それぞれのページスコアは、Google開発者向けツール「Page Speed Insights」で計測できるので、あなたのサイトや各ページを計測して問題があれば改善することをおすすめします。
つまり、
ポイント
PC閲覧用のページとモバイル閲覧用のページで、ランキングが極端にずれていないか比較するために、どちらも登録する必要があります。
その他の使い方としては、例えばグローバルなサイトを運営していて、日本の検索エンジン以外、例えばブラジルの検索エンジンでの順位を知りたい(利用したい)場合には、
検索窓に「BRAZIL」と入力すれば該当する検索エンジンが表示されるので、必要なモノを追加してください。
あなたのサイトがターゲットとしているユーザーの属性や、国によって、使い分けて下さい。

また他には、この使い方はあまり知られていないと思いますが、「USA」の中には、ずらっと検索エンジンが並んでいて「AOL.com」や「Ask.com」もあって、

下の方にスクロールすると、私のサイトでもたまにアクセスユーザーの中にいる「Duckduckgo」、そしてなんと「Youtube」(ユーチューブ)まであるんです。

私は使ったことありませんが、Youtuber(ユーチューバー)は利用する価値があるのかもしれません。
あなたのサイトを訪れるユーザーの特性や必要に応じて、追加して使ってみて下さい。
さて、日本の検索エンジンの追加が終わったら、下のOKをボタンを押します。

すると、キーワード順位チェックに実際『使う』(さっきの工程は「登録のみ」)、検索エンジンを選択するように聞いてくるので、

特にこだわりなければ、「すべてを選択」ボタンを押すと、一括でチェックマークが入るので、

最後に完了ボタンを押すと、登録は完了し、勝手に
最初に登録したキーワードに対して、順位チェックの解析が自動的に始まります。

登録したキーワードの多い少ないによって処理にかかる時間は前後しますが、しばらくすると、解析が終了します。
注意ポイント
ちなみに、検索エンジン4つ登録して、700キーワードとかあると、2時間以上かかります。(1キーワード当たり10秒前後)
登録したキーワードが多い人は、他の作業をしながら気長に待ちましょう。
解析結果が出ました。
でも解析結果を見ると、あれ?登録したはずのGoggleやYahoo、Bingなどの項目が見当たらない?なぜなんでしょう?

次の章では、表示させる項目を変更する方法を紹介します。
検索順位チェックツール「Rank Tracker」の使い方【初期設定方法】やること⑤:Rank Trackerの管理画面で確認できる項目数を変更する

前の章のように、あなたが必要とする確認したい項目、例えばGoogleやYahooの検索順位が表示されていない。
など、とにかく必要な項目が表示されていない場合には、表示させる項目を変更・追加しましょう。
そんな時は、グレー色の部分にマウスオーバーして(=マウスのカーソルを持って行って)右クリックすると、

デフォルトでは、4つの項目しか表示しない設定になっていることが分かります。
だから、管理画面上でこの4つの項目しか表示されないのです。

GoogleやYahooの項目を追加するには、左のずらっと縦に並んでいる項目から、
あなたが表示させる必要がある項目を選んで、チェックマークを入れる必要があります。


追加すべき項目にチェックを入れると、すぐに右側の欄に移行するので、追加漏れが無いか確認してOKボタンを押します。
もし、追加漏れがあったり、余計な物を追加してしまっても。いつでも必要な時に編集できるので、心配いりません。

OKボタンを押すと画面が管理画面に戻り、先ほど追加した項目が表示されているのが確認できました。

但し、このままだと「文字が見切れて」なんだか良く分からないので、
項目と項目の境目付近をマウスでクリックすると、幅をいじれるようになるので、適宜幅を調整して見やすく使って下さい。

そのうち慣れれば、どんな項目順に並んでいるか覚えてしまうので、あまり表示幅は関係なくなりますが...。
表示されている場所(順番)が右過ぎて使いづらい場合などには、項目の表示順を変えることも出来ます。
通常は、列のカスタマイズのところで並べ替えが出来ますが、

この例では「可視性」の項目を移動しようとしているところ。
それ以外にも、
管理画面上で、移動したい項目の上にマウスを持って行き、ドラッグしながら(左クリックしたまま離さないで)、マウスを動かし目的の場所に移動させることも出来ます。


その他は、「Google Keyword Difficulty(キーワードの難易度)」とか

「Google .co.jp Keyword Difficulty」=キーワードの難易度を確認する方法ですが、1個1個個別に確認する場合は、回転マークを押せば、解析して表示してくれます。

ただ項目が多いと面倒なので、一括して調べてしまいましょう。
データを調べたい項目を選択(選択した列は色が変わる)。
複数行を選択するには、先頭行を左クリック。最終行に来たら、最終行を「shift」キー+左クリックで複数行の選択が出来ます。
(EXCELなどで複数行選択するときと方法は同じです)
その状態で、左から2番目の各色のバーが積み重なっているアイコンをクリック。

別画面が表示され、『何の』データを更新するか選択できる画面になります。
デフォルトでは、SEOおよびPPC分析にチェックが入っているので、

「SEOおよびPPC分析」のチェックを外し、代わりに「キーワードの難易度」にチェックを入れます。

OKボタンを押すと、解析が始まるので、左下のステータスバーを目安に終わるまで待ちます。
終わると、数字と色で難易度が表示されました。

数字が小さいほど、上位表示させやすいのでキーワードを狙う際の目安にすることが出来るため、結構重要です。
あと利用価値が大きいのは「注意」という項目。
この欄は自由に書き込めるメモ欄のような物なので、
記事を改訂した日にちや実施内容など書き留めておくことも出来ます。
まとめ。一般的に使うのは、
チェックリスト
- ①「Google .co.jp Rank」=Googleでの検索順位
- ②「Google .co.jp 差異」=Googleでの検索順位の変化(前回計測時との差、ランキングが上がったのか下がったのか)
- ③「Google .co.jp(Mobile) Rank」=Googleでの検索順位
- ④「Google .co.jp(Mobile) 差異」=Googleでの検索順位の変化(前回計測時との差、ランキングが上がったのか下がったのか)
- ⑤「Bing JP Rank」=Bingでの検索順位
- ⑥「Bing JP 差異」=Bingでの検索順位の変化(前回計測時との差、ランキングが上がったのか下がったのか)
- ⑦「Yahoo .co.jp Rank」=Yahooでの検索順位
- ⑧「Yahoo .co.jp 差異」=Yahooでの検索順位の変化(前回計測時との差、ランキングが上がったのか下がったのか)
- ⑨「Google .co.jp Keyword Difficulty」=キーワードの難易度。狙うキーワードやリライト判断の目安に
- ⑩「注意」=自由記入欄なので、記事改訂内容や改訂日、備考などメモ欄として使えます
おおかた必要な項目を揃えたらこんな感じになりました。

初心者のうちは、まずはこの程度のことからトラッキング(順位追跡)を始めてみては如何でしょうか?
中級者向けの使い方については、また別の機会に紹介します。
最後に。まとめ
今回は、順位チェックツール「Rank Tracker」について、ツールインストール後の初期設定の部分、『サイトの登録~キーワードの登録』まで、
取りあえず使えるようにするところまでを解説しました。
初心者の方でも、理解してもらえたのでないかと思います。
一般的には、記事を書いて、キーワード順位が「上がってくる」まで最低1ヶ月、キーワード順位が「安定して落ち着く」まで通常2~3ヶ月掛かると言われています。
まずは、使ってみて、最低でも1ヶ月~3か月単位で、キーワード順位の追跡をしてみて下さい。
そして、その結果を元にPDCA(記事のリライト、関連記事の補強)をガンガン回してみて下さい。それが成長への近道です。
今後、中級者向けの解析方法や、ツールインストールの方法など、「Rank Tracker」の利用法について、必要な部分は都度記事をアップしていく予定なので、ご期待ください。
こちらの記事もあわせてどうぞ。
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Rank trackerを使っていたら、突然フリーズ。 導入編や初期設定編など購入に繋がる記事を書いている人は、たくさんいますが、 【トラブルシューティング】や【再インストール】について書いている人が ...
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それでは、また次回。
次回は、
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